2009年6月 2日 (火)

上岡田の家 完成見学会

Kamioka16月13日(土)午前9時~午後4時まで、「上岡田の家」の完成見学会を開催します。

上岡田の家は、ほとんどを天竜杉と漆喰でつくった自然素材の家です。そのため、家の中に一歩入ると杉の香りが漂ってきます。

外壁は左官屋さんによるオリジナルの掻き落とし仕上げ。冬は、太陽熱を利用して屋根面で空気を暖め、その空気を室内に取り込んで家全体を暖める、ソーラーシステムも採用しています。

お時間がありましたらお出かけください。

詳しくは、大屋建築計画事務所ホームページの見学会の案内をご覧ください。

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2009年3月12日 (木)

屋外の木部塗装

工事中の「上岡田の家」で、
昨日、外部に出ている木部の塗装をしていました。

垂木や軒裏、独立柱、1階デッキ、2階バルコニーなど、
木が外に出ている部分は、
雨があたって、木が傷んだり、カビが生えないようにするため、
木材保護塗料を塗ります。

外壁に接する垂木や軒裏の部分は、外壁仕上げが汚れないよう、
モルタル下地ができたこの時期に塗装します。

使っているのは「キシラデコール」という塗料で、
木部専用の塗料です。
これは、ペンキのように表面に膜を作るのではなく、
木の繊維の間に染みこんでいくタイプの塗料です。

そのため、木目などの木の質感はそのままで、
好みに応じて着色することができます。

また、木は自然素材ですから、
呼吸ができたほうが長持ちすると言われています。

今回は、少し濃い色の「ウォルナット」としました。

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2009年3月 5日 (木)

ラスモルタル下地

月曜日に、昨年12月に上棟した「上岡田の家」の、
外壁ラスモルタル下地の施工が完了しました。

仕上げにクラックが入らないよう、
この状態で1ヶ月程度、十分に乾燥させてから、
左官仕上げを行います。

2枚目の写真は、2階の子供室。
腰壁は、杉板貼り、
腰から上は、しっくい仕上げです。
グレーに見える部分はラスボードで、
しっくい仕上げの下地となります。

2階の大工工事は、ほほ終了し、
現在は1階の大工工事が進行中です。

3枚目の写真は、おじいちゃんの部屋の施工風景、
4枚目は、おじいちゃんの部屋と続く広縁です。
広縁の桧板がきれいです。

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2008年12月16日 (火)

上岡田の家 上棟 その2

前日に引き続き、12日と13日と上棟工事が行われました。

前日に大屋根の登り梁までほぼ架かっていましたので、
12日は、朝から1階屋根の垂木掛けを行い、
その上に野地板を貼っていきました。

垂木は高さ12cmですが、
それを下の梁に留める釘の長さは25cmもあり、しっかりと接合します。
屋根先端に「広小舞」と呼ばれる部材を取り付けた後、
野地板を貼っていきます。
野地板は化粧となっていますので、
これで軒裏の仕上げは出来上がり。

1階の屋根ができたところで、
大屋根の作業に入りました。
登り梁の先端には、ビスケットと呼ばれる、
楕円形の薄板があらかじめ埋め込まれていて、
先端に取り付ける「鼻隠し」と呼ばれる部材の位置が、
ピタッと決まるように工夫されていました。
何気ないところに職人の技と知恵が隠されていることに感心します。

大屋根は、野地板の上に断熱材を敷き、
さらに、プラスターボード、防水シートを貼って、
屋根面に通気層を設けるための縦桟を釘留めします。
この上に、ガルバリウム鋼板を貼れば屋根の完成です。
屋根部材が何層にも重なっているため、
屋根だけでほぼ1日かかってしまいます。

通気層は、軒先から入って暖められた空気を、
冬の暖房に利用するソーラーシステムのため、
また、夏は、棟部分から暑い空気が抜けるようにしておくことで、
熱を建物の中に入れないための工夫です。

13日は、屋根の残りの作業をしたり、
2階部分の外壁に構造用合板を貼ったりして
3時頃に作業がはぼ終了しました。

4時過ぎから、お施主さんと大工さん、工務店、設計者で、
上棟の儀式をして、待望の餅まきです。

ご近所の皆さんが大勢、お餅拾いに来てくれて、
無事、上棟を祝うことができました。

この時期には珍しく3日間とも、暖かないい天気が続き、
大工さんが9人いたこともあって、
予定以上に仕事を進めることができ、棟梁も大満足でした。

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2008年12月11日 (木)

上岡田の家 上棟

今日から、上岡田の家の上棟です。

朝8時、1階の柱を立て始めました。
土台の上は、柱や梁の山、
材料の多さに改めてびっくり。

土台に、通し柱と1階の柱を立てると、
順番に2階の梁を架けていきます。

柱の先端は、「長ほぞ」と呼ばれる加工がされていて、
「込み栓」で、梁と接合します。

11時ぐらいには2階梁が全て架かり、
その上に杉パネルや構造用合板を貼っていきます。

長い梁は途中で継いで一本にします。
この継ぎ手を、「追っ掛け大栓継ぎ」と言います。
難しい継ぎ手ですが、ピタッと納まっています。

杉パネルの部分は、これで、天井の出来上がり。

床を貼ることで、そこから上の作業を、
安全に効率よく行うことができます。
昼食までに、ほぼ2階の床が出来上がりました。

午後からは、2階の柱を立て、
引き続き、小屋梁を架けていきます。
ロフト部分の床パネルを敷いて、
母屋、棟木を載せていきました。

夕方、4時ぐらいから、
いよいよ大屋根の登り梁を架け、
5時前に、今日の作業を終わりました。

一日で、ほぼ建物の形が出来上がり。
大工さんの周到な準備と、
手際の良さには、毎度のことながら感心します。

明日は、大屋根と1階の屋根。
あさっては、餅巻きの予定です。

あと2日、いい天気を期待しています。

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2008年12月 3日 (水)

加工場見学

11月29日(土)、
12月中旬に上棟予定の「上岡田の家」の加工場を、
建て主さんと見学してきました。

加工場に入ると、
山のように積まれた木材の多さにビックリ。

土台と梁の加工は既に完了し、
柱の加工をしている最中でした。

梁の端部と中間部分には、違う加工がされています。
梁の端部で、梁と梁をつなぐところは、
「追っ掛け大栓継ぎ」と呼ばれる継ぎ手に加工されています。
これは熟練がいる加工で、
ちゃんとできるようになるには、かなり修行が必要なようです。

中間部分で、梁が直角に接合する部分は、主に「蟻」と呼ばれる仕口、
柱の上端と下端が柱に接合する部分は、
「長ほぞ差し込み栓打ち」と呼ばれる加工がされています。

出来上がった時、柱や梁がほとんど化粧で見えるため、
加工にも気を使います。

これだけの材料が、建前の時、
間違いなく組み上がっていくよう加工する大工さんの技は、
すごいなといつも感じています。

柱の中で、少し白っぽい材料は桧です。
上岡田の家では、通し柱と和室廻りの柱を桧としています。

加工場見学の後、
隣接している製材所も見学しました。

土場の丸太は、昨年の秋に伐採したもの、
残り少なくなっていました。

倉庫には、製材後、自然乾燥している木材が、
ストックされています。

実際に、丸太が木材に製材される様子も見ることができました。

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2008年12月 1日 (月)

ベタ基礎

現在工事中の「上岡田の家」の基礎工事の様子です。
写真は、半月ほど前のもので、現在はほぼ出来上がっています。

基礎は建物の下全体にコンクリートの板(スラブ)を造る「ベタ基礎」です。

ベタ基礎の厚さは18cm、
その中に直径10mmの鉄筋を縦・横に20cm間隔で、
上下ダブルに配筋します。

また、「地中梁」を3〜5m間隔に縦・横と、建物の外周に設けています。
18cmのスラブだけだと、
コンクリートスラブがたわんでしまう恐れがあるからです。

「上岡田の家」の場合、地盤があまり良くなかったため、
約6mの鋼管杭を36本打っています。
杭は、基礎の地中梁の下に打ち込まれていて、
地盤強度の十分にある地層で、建物の重さを支えます。

基礎は、地面から約40cm立ち上がっています。

その部分にも鉄筋を縦・横に配筋します。
縦の鉄筋の上端部分が、下向きに折れ曲げられています。
これをフックと言いますが、
鉄筋とコンクリートを一体化させて、
建物にかかった地震力などを、基礎の伝える上で重要です。

一般的には、フックを付けないで施工してしまうケースも多いようですが、
重要なポイントの一つなので、注意が必要です。

コンクリートは、生コン工場でつくったコンクリートを、
ミキサー車で現場まで運び、圧そうポンプを使って基礎に流し込みます。

コンクリートは、スランプが15cm、水セメント比が55%としています。
専門的な数字ですが、一般的な住宅の基礎で使われているコンクリートに比べて、
水分量が少なく、固いコンクリートです。

コンクリートは、水とセメントが化学反応して固くなりますが、
必要以上の水は、蒸発することになるため、
水の量が多いと、乾燥した時にコンクリートが収縮して、
ひび(クラック)が発生する原因となります。
そのため、施工が可能な範囲で、水分量の少ないコンクリートを打っています。

コンクリートが鉄筋の間に隙間なく入るよう、
バイブレーターと呼ばれる棒状の振動機を使って、
コンクリートを締め固めながら打っていきます。

コンクリートが平らに打てたところから、
底が平らな道具を使って、
コンクリートの表面をたたいていきます。
これをタッピングと呼びますが、コンクリートの中に入っている気泡を外に出して、
密度の高いコンクリートをつくります。

べた基礎部分が固まりある程度強度が出たら、
立ち上がり部分の型枠をつくって、
もう一度コンクリートを打って基礎の完成です。

平行して、加工場では、大工さんが、柱や梁の加工をしています。
上棟は12月中旬、
今週末には、土台の据え付けを行う予定です。

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2008年10月22日 (水)

杭打ち

昨日、「上岡田の家」の杭打ち工事をしました。

ボーリング調査の結果、
地表部分の地耐力(地面が建物を支える力)が小さく、
深さ5.5mくらいに、
砂の良好な地盤があることが分かりました。

そのため、長さ6mの鋼管杭を36本、
基礎の下に打ち込んで、
建物を支えることとしました。

地盤が悪い時に地面を補強する方法は、
土の種類や支持地盤の深さによって、選択します。
鋼管やコンクリート杭のほか、
建物の下全体を地盤改良する浅層改良、
杭の様に柱状に改良する柱状改良など。

変わった方法としては、
建物の下の建物の重量分の土を、発泡スチロールのような軽い物に置き換えて、
建物が建っても、地盤が支える重量を変わらなくする方法などもあります。

鋼管杭の先端には、ドリルのような羽根がついていて、
杭を回転させながら打ち込んでいきます。
支持地盤に到達すると、地面が締まっていていて堅くなるため、
力を掛けても杭が回転しにくく、それ以上入っていかなくなり、
支持層に到達したことが確認できます。

場所によっては、地盤調査結果より、支持地盤が深い場合もあります。
そんな時には、上端に杭を溶接して杭を長くし、
支持層まで確実に杭を打ち込みます。

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